
P子の学年でリコーダーの授業が始まりました。開始直後に音楽の先生からメールがあり、「どのように授業を進めているのか、保護者向けの説明会を開きます」と案内が。
平日の朝いち、正直言ってあまり興味がなかったのですが、その時間が空いていたので顔を出すことにしました。
会場は音楽室。先生も、それほど人数が集まるとは思っていないのか、カップでコーヒーをいれてくれましたー。
結局、集まったのは7人でした。
まず、なぜリコーダーか、という説明があり、他校ではオカリナを採用しているところもあるけれど、運指が他の管楽器に通じるのでリコーダーを選んでいる、ということでした。
日本の学校と比べるとかなり自由なインターですが、リコーダーの授業に関しては、勝手に吹いたりしないよう、研修会でヒントを得て「カラテ道場スタイル」を導入しているとのこと。
教室は”Dojo”、挨拶は「オス!」、生徒たちは立って輪をつくり、リコーダーは床に。
姿勢を正して先生の許可を得てからリコーダーを手に取れるそうです。
「まっすぐ立つの、疲れたー」と苦情も出るそうですが、おおむね、みんな素直に従うそう。
そして、今後は課題をクリアする度に、「帯」に当たるヒモを恭しくいただき、リコーダーにつけていくのだそうです。
終わりの挨拶は「アリガトウゴザイマシタ」で、各クラスの日本人の生徒が積極的にお手本を見せてくれる、とのことでした。
もし、日本の学校で音楽の授業がこんなだったら、ちょっと嫌になりそうですが、多分目新しいので子どもたちも楽しんでいるようでした。
続いて、保護者もリコーダーを吹いてみましょう、となり、私も何十年ぶりかでリコーダーをやりました。今回が初めてという人もいて、うまく穴が押さえられずに悪戦苦闘しているのを見てへーっと思ったり。
基本のC←Bでした (左手の親指と人差し指で穴を押さえて出す音)の指とブレスの練習をした後は、単音で4拍子のリズムを教わり、「授業では、これを23回繰り返します」と、パーカッションのCDに合わせて23回吹きました。私は途中で笑ってしまって、きちんと吹けませんでしたが、皆さんきちんと吹いていました。汗。
説明会の後、「私も子どもと一緒に練習したい」と、リコーダーを買ったお母さんが数人いて、ちょっと驚きましたが……。
まあ、変わった集まりだけど、面白かったかな。先生も、業績をアピールするためにこんな会を開いたのかな、などと思っていたのですが、この会の直後、今度は美術の先生から「今週木曜日、学校でランチしながら、アートの授業について語りましょう〜」というメールが!
いや、1週間に2回のイベントは、ちょっと多すぎなんですが、、。
でも、どんな先生が何を目指して授業をしているのか、は、ちょっと興味があります。