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カテゴリ:未分類( 30 )

ワルツを踊れ

来週前半に船便を出し、週の後半が締切、日本を発つのはお盆のまんなかと決まり、慌ただしくなってきました。

持ち物の片付けをするなかで、先日購入したのが、くるりのアルバム『ワルツを踊れ Tanz Walzer』。ウィーンにインスピレーションを得て制作したというアルバムで、1曲目のタイトルが『Heiligenstadt』。なつかしの、もと最寄り駅! (「ハイリゲンシュタット」が「ーシュタッド」になっていたのがちょっと惜しい……) ほかにも、「カフェ・ハヴェルカ」といった曲もあったりして、その単語だけでもなつかしい〜。

アルバムは、実際のウィーンよりスラブ色が濃く、旅行者から見るとこんな感じなのかな。あるいは住んでいるうちに、街の美しさやエキゾチックさを気に留めなくなっていたのかも、とも思いました。

というわけで、この夏は、このアルバムを聴きながらの引っ越しです。
by suna-chan | 2007-07-24 05:34 | Comments(0)

NINAGAWA十二夜

友人たちと会い、美味しいものばかり食べてきた1週間の夏休み。
締めくくりは「NINAGAWA 十二夜」。
シェイクスピアの「十二夜」を、蜷川幸雄が演出し、歌舞伎俳優が演じるという演目です。
初演は2005年で、今回は2年ぶりの再演。どんな舞台になっているのか、あれこれ想像しながら歌舞伎座の初日へ。

休憩時間を含み、4時間近い観劇はオペラ並み。でも、舞台は斬新で、なかなか面白かったです。

鏡を多用した舞台にはオープニングから意表を突かれ、回り舞台の多用はいかにも蜷川さんらしく。
ただ、歌舞伎ではありえないほど言葉遊びが多く(それがシェイクスピアらしいわけですが)、したがって女形の台詞も増えるため、美貌の織笛(おりぶえ)姫も、その声が妙に気になってしまいました。。。この舞台で、2つの文化の違いが一番出ていたのは、そこだったかもしれません。
by suna-chan | 2007-07-08 21:50 | Comments(0)

長江哀歌

映画「長江哀歌(エレジー)」を試写で観てきました。

日本での上映開始は8月18日から。なので、試写で観ないと間に合わない、と思いつつ、なかなか予定が合わず、終盤にようやく観ることができました。

舞台は、中国の三峡ダムで水没することになった、古都・奉節。16年前に別れた妻子を探しにやってきた炭坑労働者と、奉節に行ったきり音信不通になってしまった夫を探しにやってきた女性。ダムに沈み行く街で、肉体労働をする(人海戦術でビルを取り壊す)工事のスケールの大きさ、持って生まれた条件下で生き抜く人々のたくましさ、それとは逆に、ひとりひとりの人間の無力さ、生活に色を添える煙草や酒といった嗜好品、そして音楽。。。

ベネチア国際映画賞で金獅子賞グランプリをとった作品ということですが、携帯電話によるコミュニケーションなどの時代性と、食事風景などで地域の特殊性を兼ね備えながら、普遍的でわかりやすい映画、だったように思いました。
広大な大地で、仕事のためにあちこちを移動しながらもたくましく暮らす人々の姿が印象的でした。

内容などの紹介はこちらで
by suna-chan | 2007-07-07 22:21 | Comments(0)

オバケのQ太郎

たまにはマンガの話など。

『ドラえもん』などと異なり、いつの間にか消えてしまっていた、『オバケのQ太郎』。
最近発売された「大人のコロコロ」で、ようやく復刻版を読むことができました~。

それにしても、コロコロ=コロコロコミック、とすぐにわかる人ってどれくらいいるのでしょうか。

Qちゃんって、どんな話だったか覚えていますか。
QちゃんのほかにもU子ちゃんとかドロンパとかのオバケが出てきて、あっちに行ったりこっちに行ったり、、、で何をしていたんだっけ??

と思いながら読んだら、本当にご近所をうろうろするだけのマンガでした(爆)。

だけど、それ以上に驚きだったのは、いま読んでも面白かったこと。

登場するキャラクターが(オバケを除いては)、ごく普通の人たちで、彼らの喜怒哀楽は普遍的なもので、、などと説明をつけてもいいけれど、実は、あのシンプルな顔立ちのQちゃんって、すごい表情が豊かなんですよ~。

まず全体をざっと読んでストーリーに笑い、次に1コマずつのQちゃんの表情を見ていくと、それもまたおかしい、というので、繰り返し読みをしてしまいました。

子どものころは、顔が「Qちゃんに似てる」とよく言われましたが(すごくいやでした)、でも、いまだったら、Qちゃんに似てるって言われたら、自分も一緒になって笑えそう。

しかし、実はQちゃんはマメな性格だったということも判明。その点はウチの夫に似ています。そして、私は、といえば、いつも柔道(=別のこと)ばかり考えていて、部屋が散らかるとQちゃんを呼びつけるU子ちゃんに似てるかも。。。たら~(汗)。
by suna-chan | 2007-05-27 12:48 | Comments(3)

Screaming masterpiece

アイスランドの音楽シーンを描いたドキュメンタリー映画『スクリーミング・マスターピース』を試写で観てきました。

アイスランドの自然や気候を背景に、伝統的な民俗音楽、70年代からのポップミュージックなど、さまざまな音楽が生まれ、歌われ、奏でられていく場面が次々と映し出される映画。
「海外の人に尋ねられるのはビョークのことばかり」という声も紹介されていましたが、もちろんビョークのインタビューや古いビデオクリップなども登場。……しかし、やっぱりあの神秘的な存在感は格別でした。アイスランド語の響きも、聞いたことのない音で。

7月、渋谷で公開予定です。
by suna-chan | 2007-05-15 11:11 | Comments(3)

ツォツィ その後

先日、ちょっとだけ触れましたが、南アフリカのスラムに生きる少年(と、救いがたい貧富の差)を描いた映画「ツォツィ」が、暴力シーンを理由にR15指定になったことが、ちょっと話題を呼んでいるようです。

http://www.zakzak.co.jp/gei/2007_04/g2007040524.html

確かに、強盗だけのはずが殺人まで犯してしまったり、そのことをめぐって、友人をむちゃくちゃに叩きのめしたり、いくつか暴力シーンがあったのは事実ですが、その暴力は周囲の人々からは見過ごされておらず、ほかの人との関わりのなかで、暴力は何も生み出さないというメッセージが伝わってきました。それにこの暴力には、最初から、全く持たざる者として生きるしかない少年の、絶望的な状況も浮かび上がってきます。

このようなシーンは、15歳以下の子供でも、小学生には刺激が強いとして中学生くらいなら、見た後で、何かを考えさせられるのではないでしょうか。

世間のゲームなどで、もっと理不尽な暴力が正当化されて描かれているのを考え合わせると、単純にR15指定にしなくても、と思うのですが。
大切なのは、その場面から、暴力に対する批判を読み取ることではないかな……。

こんな形でいきなり脚光を浴びてしまいましたが、それを超えて、いい映画でしたよ。と改めてつけ加えておきますね。
by suna-chan | 2007-04-07 00:22 | Comments(0)

映画2本 TSOTSI / QUEEN

仕事柄、試写会のご案内を結構いただくのですが、日付を忘れたり、時間が合わなかったりで、なかなか行けないままに終わってしまうことがほとんど。

でも、この数週間、時間があるのをいいことに、試写を2本見てきました。

1本目は、アカデミー賞の外国語映画賞を受賞した「ツォツィ」。
舞台は南アフリカ。スラムで暮らし、強盗や盗みで無軌道な生活をしている青年ツオツィが、強奪した車のなかに赤ん坊を見つけ、ついその子を家に連れ帰ったところから始まる、数日間の物語。テンポがよく、スラムの暮らしや、絶望的なまでに開いている貧富の差が描かれていて、とてもよかったです。最後のシーンでは思わず落涙。美しい映画でした。
http://www.tsotsi-movie.com/

もう1本は「クイーン」。エリザベス女王やブレア夫妻が一見、実物にそっくりすぎて、どこまでがフィクションで、どこまでが現実を再現したノンフィクションなのか、判断できませんでした。でも、女王の苦悩と迷いにはリアリティがあり(全くのフィクションかもしれないけれど)、ヘレン・ミレン演じる女王は、威厳と気品がありましたよ〜。
そういえばあの頃は、エリザベス女王の人気は最低で、ブレアは期待の新星として登場したんだった。と現状と照らし合わせると、人の世の浮き沈みって激しいものですね。
http://queen-movie.jp/
by suna-chan | 2007-03-24 00:36 | Comments(2)

雨の夜の読書

昨夜は、シックな焼き鳥屋に連れていってもらい、3人でワイン2本。飲み終えてから仕事に戻って、新聞の下読み&ゲラの文字と行数を数える作業。。。きちんとレイアウトできているのか不安です。

ずーっと降りそうで降らなかったのが、今日は冷たい雨の1日。
買うだけ買って、たまっていた小説を読んでいました。
中島京子の「TOUR 1989」 と、奥田英朗の精神科医・伊良部シリーズ。
「TOUR 1989」は、1989年に香港で失踪した青年をめぐるオムニバス小説ですが、当時と、その15年後の「いま」という設定であぶり出される、それぞれの「時代の空気」に、非常にリアリティがありました。

奥田英朗の伊良部シリーズは、先日から最新刊の「町長選挙」など計3冊読みましたが、直木賞をとった「空中ブランコ」が一番、読後が軽やかで楽しめるように思いました。
by suna-chan | 2006-12-09 23:48 | Comments(0)

「プラダを着た悪魔」

同業者の友人と、映画「プラダを着た悪魔」を鑑賞。働く女の子の映画、といえば「ワーキング・ウーマン」が思い浮かびましたが、時代が変われば、働き方の理想も変わるのね。もっと毒々しいかと思っていたのに、意外とまっとうな映画でした。でも(以下ネタバレですが)、本当にあんな主人公だったら、転ぶまで上を目指そうとするんじゃないの?

しかし、仕事とともにあか抜けていく主人公は、顔もスタイルもいいけれど、服も(当然)素敵。見終わった後で、
「マスコミ業界の毒が回ってすっかり”悪魔”になっているのに、きれいを手に入れられない私たちってどうなのよ?」
と友人と思わず顔を見合わせてしまいました。

いやはや、ほんとに!!
by suna-chan | 2006-11-25 22:28 | Comments(0)

「FUTON」中島京子

先日、帰り道で本屋に立ち寄り、月刊誌と小説をいくつか購入して帰ったところ、夫も同じ雑誌、そして、同じ作者の別の小説を買ってくる! という偶然がありました。

本まで同じじゃなくてよかった。
その2冊の本の著者は中島京子さん。で2冊のうち、この週末に読んだのが、彼女のデビュ−作「FUTON」です。

この本がベースにしている、田山花袋の「蒲団」は読んでいないのですが、時代は現代、場所は東京のある街を軸に、蒲団のその後の物語や、日本文学の研究者である米国人男性の現在、老人の記憶にある第二次大戦前後のエピソード、、と、いくつものストーリーが重層的に交錯する、読み応えのある本でした。
by suna-chan | 2006-11-05 01:02 | Comments(2)

ブログ開始時はウィーン在住、その後、東京、NY、千葉、仙台と移り住んで、ただいま2度めの千葉生活です。


by suna-chan
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