秋休みの読書

秋休みには、この本を読みました。

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恩田陸の『蜜蜂と遠雷』。ピアノコンクールに出場する若者たちの物語。
私はクラシック音楽に疎いのですが、よく知っている人ならなおさら、登場人物と選曲などの細部にわたって楽しめるかと思います。重層的で、青春物語ならではのさわやかさがあり楽しめました。

恩田陸さん、これまで『夜のピクニック』しか読んでいなかったのですが、どちらも小説に安定感があり、もっと読んでみたい。でも主人公が学生や若者の話が多いんですね。もっと大人が主人公の話があると嬉しいんですが。

ほかには、谷口ジローの(漫画)『オオカミ王ロボ』を読みました。
というのも、我が家ではP子と夫が犬を飼いたいという話で盛り上がっておりまして、犬にまつわるエッセイ漫画をいろいろ読んでいるのですが、そのうちの一冊で、シートンの『オオカミ王ロボ』に言及があったそう。P子と夫が先に読んで、おすすめされました。

私は実はこれまでシートンを読んだことがなく、この有名な作品も未読なのですが、谷口ジローの漫画では、画家だったシートを主人公にし、知人のつてで伝説のオオカミ「ロボ」を捕まえようと悪戦苦闘する様子を描いています。
このロボが、とても頭がよく、気高く、本当にいたのか疑ってしまうほどカリスマ性のあるオオカミで(実在していたそうです)、あの手この手で捕まえようとする人間の方が姑息で野蛮な存在に見えてくるという、、。今でも読まれているのが納得です。

ロボの解説付きの本も手元にあるのですが、漫画だけでお腹いっぱいになってしまいました。谷口ジロー、訃報を聞いた時も『孤独のグルメ』の絵を描いた人かぁ、くらいの認識しかなかったのですが(夫は世間一般のそんな評価に失望していましたが)、繊細な筆致が高く評価されていたというのもこの作品を読んで納得しました。

ちなみにどちらも電子書籍で購入しました。手軽に本が読めない環境で電子書籍はありがたいです(早く日本語の図書館がある生活に戻りたい)。

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by suna-chan | 2018-11-02 00:29 | Days in Geneva | Comments(0)

ブログ開始時はウィーン在住、その後、東京、NY、千葉、仙台と移り住んで、ただいま2度めの千葉生活です。


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