ハイキングをして、少しインターラーケンの町を歩ければいいか、くらいの気持ちでやってきた旅行ですが、4月はハイキングには早すぎ、町もそれほど見どころがあるわけではない、と観光案内所で言われて、それでは、と2日目にユングフラウ鉄道に乗ることにしました。
終着駅のユングフラウヨッホJungfraujoch は標高3464m。インターラーケンからは2回乗り換えて片道2時間で到着します。
天気予報は2日目、3日目とも曇りのち雨でした。天気が悪ければ、せっかくの眺望が見られませんが、、そして、ダメもとで行ってみる?と言うには、鉄道の運賃が高くてひるみますが、ここはお客様を連れて来るための下見、ということで、行くことに。
といっても、朝は少しがんばって8時35分インターラーケンオスト駅発。
ホテルから徒歩5、6分の近さで助かりました。
チケットは当日購入して、大人ひとり210フラン、だったかな。
日本円で23000円。お天気悪かったら翌日もう一回、とは、なかなか言えないお値段です。P子はパスのおかげで無料で済みましたが。
最初に乗った電車(折り返して戻る時に撮ったのでオスト駅行きになってます)。
窓ぎわのテーブルにはかわいらしいイラストが。
2本目の電車。
線路は中央に歯車を噛ませて。
車窓も、この傾斜です。
早朝ならば景色見られるかも、というのが前日の観光案内所の人の予想でしたが、確かにこの時間なら大丈夫そうでした。
しかし、、こうして間近に眺めると、ユングフラウもアイガーも、山というより大きな岩。岩山というのがぴったりです。この岩山に100年も前にトンネルを掘って、展望台をつくりあげたとは、、スイス人の粘り強さに感服です。
さらに登ると、氷河が見えてきました。
氷の世界。
2時間かけて2900メートルを登り、ヨーロッパで一番標高が高い駅ユングフラウヨッホに到着。しかし、、着いたころはお天気崩れてました。
何も見えない。
さらに悪化。
とはいえ、氷のパレスなど、一応お天気が悪くても楽しめるような工夫がされています。P子は結構楽しんでいました。
格好を見てもらうとわかる通り、装備手薄で来てしまった私たち。
夫と私は東京の真冬で着るようなちょっとしっかりめのダウン。P子は薄手の長袖Tシャツにフリース、薄手の綿入りコートで、その上に私のユニクロ、ウルトラライトダウンを着て、なんとか、といった具合でした。
ウルトラライトダウンはハイキング用に持って来たのですが、大活躍でした。
陽射しが強くてハイキングとなれば、帽子やサングラス、日焼け止め必須で、悪天候ならスノーブーツやロングダウン、帽子や手袋も、となると、いくら車で来るにしても荷物が増えるし、、難しいところです。
急激な標高差と寒さのせいか、P子が途中で気分が悪くなり、2時間ほど滞在してから速やかに山を降りました。
下るにつれて顔色も戻って来たので、乗り換え駅でランチ。
ようやく元気を取り戻して下山したのでした。