3月に、松戸のパン屋さん「ツオップ」で、オーナーシェフ伊原さん直々のロールパン講習を受けて、パンの作り方だけでなく、最新の小麦や道具の話など、すぐには消化しきれないほど濃い講習を受けてきたのですが、その復習も少ししかできないうちに、月1回・1年のコースで申し込んだ天然酵母のパン教室のレッスンが、この週末から始まりました。
パンをもう少しきちんと習うこと、は、今年したいことのひとつで、ツオップは抽選になかなか当たらないとも聞いていましたし、酵母のお教室は、2年前から行きたいと思っていたので、念願通りではありますが、やや猫に小判状態……。
さて、お教室のほうは、我が家からは車で1時間ほどの距離。平日のコースでは、P子の下校時刻までに帰宅できるか微妙だったので、子連れでもいいか先生に伺ってから、週末コースに申し込みました。
初日。10人弱の生徒さんは、30代から60代くらい? 年齢も職業もさまざまという感じ。子どもがいそうな人ばかりでもなく……。こういう場合、子連れは微妙ですが、レッスン中は、先生のご主人が別室でP子の相手をしてくださいました。
ゆったりした住宅地にあり、広くて山小屋風のおうち。壁面にハシゴがついていたり、ロフトのような隠し部屋があったり、をP子は探検させてもらったほか、庭の金柑を生徒さんたちの手土産にと収穫したり、ご主人の和菓子づくりのお手伝いをしたり、と、貴重な経験をさせてもらいました。
ご主人は、定年退職後、専門学校に1年間通って和菓子を学び、奥さんのお教室の生徒さんに、いつもお手製の和菓子をふるまっておられるそう。
この日は、P子もくるむのを手伝ったという、金柑の甘露煮と白あんをお餅でくるんだお菓子が出され(生徒さん、しかも今回が初対面という人たちに出すお菓子を子どもに作らせてくれるなんて、とご主人の度量に感銘。私には真似できない……)、P子はお菓子を運ぶ大役も果たしました。
こんなこと、とても家ではさせる機会がありません……。
肝心のお教室は、というと、こちらもとても濃いレッスンで、ホシノを使ったお教室なのですが、酵母を舐めて味を比べるところから始まり、できあがりのパンもびっくりするおいしさで、試食でP子がプチパンを3つも食べたのにも驚きました。
この日は酵母をわけてもらい、レッスンで作ったパン生地、金柑を持って帰宅しました。
充実した1日でした。