大丈夫か、のピアノ発表会
2014年 11月 14日
P子、小学校の検診が終わり(今のところ新1年生は5クラスの予定。結構多いです)、来年度に向けての口座引き落としの諸手続きも済ませ……、でも、そんな先のことよりも気になるのが今月末のピアノの発表会。
P子、バッハのメヌエットを選んだのですが、ちょっと中だるみなのと、最後の8小節が難しくて先に進めなくなってしまって、こんなギリギリになったところで、練習放棄!
とても温厚な先生で、頭ごなしに叱られたりすることがないせいか、悪びれる様子もなく、前に弾けたところも忘れてるんじゃない?という状態でレッスンに通っておりました…。私がお迎えに行くと「ねこふんじゃった」を弾いていることもしょっちゅう(汗)。
で、10月末のある日、先生からお電話をいただいてしまい、もうちょっと厳しい指導にしてもP子ちゃんは大丈夫でしょうか、と聞かれる羽目に。凹。
というのも夏休みに救急病院に行って「しゃっくり」と診断されたあの症状、その後かかりつけのドクターにチックと診断されたのですが、その話をピアノの先生にもしていたので、厳しい指導でまたチックが出てはいけない、と心配してくださったようです。
もうすっかり元気で、こちらの生活にも慣れてきているので多分大丈夫です、と伝えて、ついでに厳しいほうがP子はがんばるので、ということも話したのですが、先生が「じゃあ、これからはこんなふうに厳しく言ってみます」とおっしゃる口調が全然厳しくなく、「それくらいじゃ、うちの子はこたえないと思います」とも言えず、なんだかとても申し訳ない気持ちになりましたっ。
とにかく、練習の波はあってもいいから、ピアノを嫌いにしてやめさせるようなことはしたくないし、30年の指導歴でそんな生徒を一人も出していないという先生、優しい指導にP子は応えることができるのだろうか……。
でも、レッスンですれ違うほかの小学生の子たちはみんな素直そうだし、P子だけ先生の理想が通じないってこともあるかも……。
で、私も家で練習をさせようと苦慮していたのですが、「あとで」と逃げられるか、嫌だ、とごねられるかのくり返しで、無理矢理やらせると先生の理想にも反するし、と、四苦八苦の日々でした。
先週からの1週間もほとんど家で練習しなかったのですが、それを怒らずに、できるだけおだやかに誘い、なんとか片手ずつ最後まで弾かせ、そして、前の週より明らかにレベルが落ちているのに、先生がおだやかに指導してくださったことで、またP子、少し練習をする気になったようです。
発表会に間にあいますかどうか。
失敗して恥をかくのもいい経験になるんじゃない、なんて思ったりもしますが、発表会をぶちこわすのも困るので、まあ、ちょっと、がんばってみます。
忍耐〜!!
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ついでにもう一つ。
最近P子に読んだ本。
「りんごの木の上のおばあさん」。
子供の頃大好きだった本です。なんとなーく、アメリカの児童文学と思っていたら(冒頭に「アメリカのおばあちゃん」の話が出てくるからかな)オーストリアの本で、ウィーンの書店でドイツ語版を見つけたときは記念に買ってしまいました。あ、買っただけで読んでいませんが……、もうドイツ語は読めないかなぁ(汗)。
P子に読もうと日本語版を探し、ハードカバーの古書をネットで見つけて買い求めました。
一応毎晩楽しみにしてくれたのですが、ある夜、「妖怪ウォッチ」のマンガに熱中していて、お布団に入ってからもマンガを読みふけり
「ママ、これ読みながら聞いてるから、読んでてよ」
と言われた時には絶句しました。
ほんと、血圧上がりっぱなしです〜。とほ。