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オーストリアで車を売る

家の明け渡しと並行して進めていたのが車の売却。
プジョーのオートマティック(AT)車だったのですが、ディーラーで査定をしてもらうと「小型のAT車は人気がないので……」と少々渋られ、直接販売をすることに、。日本人会の会報と、オーストリアの中古車サイトとで並行して広告を出してもらいました。
結果、ネットのほうが情報が早くて、オーストリア人のカップルが買い取ったのですが、 この時も「色と型は希望通りなのだけれど、本当はマニュアル車がよくて……」とAT車であることがネックに。

でも、中古車の売買の作法も、こちらの人と日本人では大分違いを感じました。
こちらの人の場合は、まず購入希望者がテストドライブをした後で、改めて一緒に車の査定をしてくれる業者まで出向き、外の傷からエンジン、電気系統までを全部点検。費用は約60ユーロで、これは売り手と購入希望者とで折半でした。
その後、購入を決めて引き渡すときも、保険会社の立ち会いのもとで書類を交換し、お互いサインをし、現金とキーを交換して……といった具合でした。かなりシステマティックだったのと、「自分の目で確かめる」というはっきりしたスタンスが見てとれて、文化の違いを感じました。

日本人からの問い合わせもあったのですが、こちらは「小型のAT車が欲しいのに見つからなくて……」という人たちばかり。新車でAT車を買おうとすると、3,4カ月は待つのが普通のようです。

「プジョー好きな人が買ってくれてよかった」と思う一方で、数少ないAT車、希望する方に引き継げればよかったとは思ったり……。

それにしても3年間、オーストリア国内、クロアチア、ハンガリーとあちこち走った車だけに、手放すときはちょっと感慨深いものがありました。家を明け渡す時よりさびしかったな……。
Commented by koshin at 2005-08-31 17:53 x
おひさしぶりでえす。さいきん、またまた司法の道にはまっている(とほほ)こうしんです。

確かに欧州では、クルマといえばマニュアルという印象。わたしが例の北欧の旅で借りたのもMTだった。米国車のモンデオだったけど。MTのほうが乗り物を運転している感じがあって好きだなあ。

それにしても、あの悲劇とも喜劇ともつかない旅からもう4年。うむー。
Commented by suna-chan at 2005-09-02 22:13
わわ、どうも〜。私は「走れればいい」といういい加減なドライバーなのでAT愛用者ですが、運転好きな人はMT派が多いですよね。

あ、北欧旅行報告まだだった……。お兄様も懲りずにまたぜひ♪(笑) 
by suna-chan | 2005-08-31 16:17 | Days in Vienna | Comments(2)

ブログ開始時はウィーン在住、その後、東京、NY、千葉、仙台と移り住んで、ただいま2度めの千葉生活です。


by suna-chan