アル・ケッチァーノ
2012年 04月 13日
アル・ケッチァーノ。
地元の食材を駆使して独自のイタリア料理を創造しているレストランです。
季節のいい初夏から秋までは特に予約が取りにくいであろうお店。4or5月に行く?と夫と話していたのですが、P子の幼稚園が始まると、なかなかお休みも取りにくく……。ならばいっそ、早春だけど、とこの時期の訪問となったのでした。
電話で予約を入れ、子連れなのでディナーが無理ならランチを、と思っていたのですが、あたたかく迎えていただきました。日曜の夜6時から。大人はしっかりコースにしましたが、「なるべく早め早めで出してください」と無理をお願いしてしまった……。
お店は国道沿いにあり、千葉の友達に説明するなら、地元のビストロHみたいな広さ&外観です。高級レストランという感じではなく、もっと気さくなお店、という印象。
でも、サービスは、ヨーロッパ3つ星レストランのそれを目指しているのかな。とてもあたたかく、店先まで出迎えを受けたり、いろいろ配慮いただきました。でも紙ナプキンなどもテーブルにあって、カジュアルなレストランのようでもあり……。全国からお客さんの来る店ですが、地元の人にも敷居が高くないような、そんな雰囲気を感じました。
料理を待つ間、読んでいて飽きなかった黒板のメニュー。
P子は……
入園式の服を一足先におろしてしまいました。
子ども用のプレート。
おなかが空いていたのか、P子、「おいしい」と言った後は、ひたすらスパゲッティを食べる食べる。スープとスズキ、そしてベーコンには手をつけなかったけれど。
大人は、少しずつたくさんのお料理を味わえるティスティングメニューでした。10皿くらい?という数が出てきたけど、全部画像で紹介してしまうのもなんだかなぁ、なので、インパクトのあったメニューを……。
イワナのテリーヌ、ほたるいかのパスタ、地元のお麩をカナッペに仕立てた一皿などありましたが、
私のような素人でも、手をかけてあることがよくわかった一皿。。海老のリゾット。
リゾットの上に生の海老を乗せてバーナーで焼き色をつけ、殻は揚げて添えてあります。
鯛の皮目をさっとグリルし、月山だったか、地元の水(スープではない)に浮かべた一皿。味はあっさりしているけれど、魚のうま味が水に移って、こごみをバジルで和えたという添え物と一緒に味わうと、いまの季節だけの味、この土地ならではの味、そしてアル・ケッチァーノだけの味になっていました。鯛は芯のところがほんのり火が通ったくらい。
そして、、、このために来たと言っても過言ではない、仔羊肉。
予約時、メニューにあらかじめ組まれていたにもかかわらず、「仔羊だけはどうしてもいただきたいのでお願いします」と念押ししてしまったほど待望の一品でした。この羊も庄内産です。
何よりも、まずこの厚みにびっくり。間違いなく、私が今まで食べたなかで一番の厚みでした。写真ではわかりにくいけれど……。
そして、ラム好きをアピールしただけあってか、おまけで内蔵をグリルした一皿も……。レバー、ハツ、タンなど。お肉も全然臭みがなくやわらかかったけれど、内蔵も鮮度抜群でした。
庄内の豊かさ、そして伝統的な野菜をいまの料理に活かすこと……。刺激的でわくわくした夜となりました。また行きたい〜、というか、行きます!
(新学期のバタバタでご無沙汰しちゃってごめんなさい。M.何とか新しい環境でがんばっているよう。新体操始めました。親も持ち物の準備などで忙し~。)
お忙しいなかコメントありがとう! 食べ歩きは単なる趣味ですが(汗)、P子はわりと静かに食事してくれるのでつきあってもらっています。子どもにこんなぜいたくな食事させちゃっていいのかなーという気もしますが、家では粗食なので(笑)。
日本では4月は新年度のスタートですが、irisjentaちゃんのご家庭でも、HSちゃんのお誕生日とともに新しい1年の始まりですね。お引っ越しがんばってー!
そう、ラム食べる機会ってなかなかないよね〜、特に子どもがいると。学年が上がるだけでも、子どもにとっては環境激変なんだよね、Mちゃん、楽しく幼稚園通っているかな? 身軽だから新体操上達しそう〜! 私も、今月は少しずつ荷物を持っていく時期で、毎日日程表を見ながら持ち物チェックしてます。
そういえば酒田来てたね! いいところだよね〜。ご主人がお好きそうな場所かも! 月山も登山ができるみたいなので、夏にまた小旅行に来るのもいいかなーなんてうちでも話していたところ。アウトドアもやってみたいんだけど、誰か一緒に行ってくれる人がいないとなかなか、、敷居高いです。
Miffyちゃんこそさすが! 銀座はどうだった? 同じメニューとしても、やっぱり山形でいただくのとは違うよね。この夏東北ツアーいかがですか!?
予約を入れた直後に、その週末の土曜日に奥田さんが仙台で講演、と知って「当日はお店にはいらっしゃらないかな〜」と思っていたのだけれど、ディナーの際にはテーブルをあいさつに回ってこられて、とっさに「よかった〜!」と思ってしまいました。
写真の通りの気さくそうな方だったよ♪