ジルベスター@NYフィル、とその後は……
2008年 01月 02日
いつもはカジュアルな服装の聴衆が多いNYフィルですが、さすがにこの日は、ドレスアップした人が多かったです。男性では蝶ネクタイ、女性ではロングドレスの人も目立ちました。なかでも目を引いたのは、ドレスアップをして仮面(目元だけを隠すもの)をつけたカップル。。ベネチアのカーニバルか、はたまた「eyes wide shut」に出て来そうな感じで、素敵でした。
コンサート自体もすばらしかったです。Joshua Bellのバイオリン、繊細でした〜。たいてい、若手の音楽家の演奏って、女性がダイナミック、男性が繊細な傾向があるような気がするのは私だけ?(それほどたくさん聴いていないからかもしれませんが) 以前、「地下鉄の駅構内で彼が演奏をしたら、子どもは全員立ち止まろうとしたのに大人で気がついた人はいなかった」という記事を読んでいたので、その場面を想像しながら聴いてみたりもしましたが、これだけ澄んだ音なら、さすがに違うってわかるような……。
さて、コンサートが終わったのが午後10時すぎ。
まっすぐ帰宅するつもりでしたが、
・タクシーが全然つかまらない。。。
・地下鉄で帰ろうとすると、大混雑のタイムズスクエア下(42丁目)で乗り換えることになり、どれくらい混んでいるか、はたまた警備がどれくらい厳しいか、想像がつかない。
・バスが走っている通りに行くには、人ごみをかき分けていかなくてはならず、ちょっとたどりつけそうにない、、、
という悪条件が重なり、「セントラルパークの南側(59丁目)を歩いて帰ろう」ということに。
しかし、そんなに甘くありませんでした。。
NY、道路が碁盤の目状でまっすぐなので、59丁目からでもタイムズスクエアが見えるんですね。
しばらくは人もそれほど多くはなかったのですが、7番街がセントラルパークに行き当たって終わる地点には、タイムズスクエアがまっすぐ見えるとあって、黒山の人だかりができていました。しかも、なぜかその先は歩道が行きどまり、かつ、道路の横断もできない&セントラルパークを抜ける道も封鎖中という完全な袋小路。
右往左往しているうちにも人は増え続け、「道を渡りたいんですけど」と近くの警察官に訴えても、「もうすぐ横断できますから」と言うばかりで、いっこうに渡らせてもらえない。。
人が増えるばかりだったので、若干身の危険を感じ、戻ろうとしても、もはや元気な若者グループが押し寄せて道が埋まる一方で、戻れない状態に……(大汗)。初詣並みの混雑とでも言いましょうか。「判断が遅かった〜!」と悔やんでも後の祭り。
いやはや、こんなところでお腹を圧迫されたり、転んだりしても、完全に自業自得としか言いようがないけれど、それは困るし、どうしよう〜。
幸いというのか、皆さんタイムズスクエアに向かっておしくらまんじゅうをしているので、私たちは後ろのほうの空いたスペースに避難し、(最悪、ここで年越しかなぁ)などと内心覚悟を決めかけていました。
突然、セントラルパーク内の通路が開放になったのは、そこで立ち往生してから20分後くらい??
もちろん、7番街に向かってくる人のほうが多かったけれど、通り抜けたがっていた人もずいぶんいたようです。
しかし、公園の中の道は一部、ぬかるんでいてドロドロ。。。ロングドレスに、ボレロ丈の毛皮のコートを羽織っていた女性、たぶん私たちと同じNYフィル帰りだったと推察しましたが、寒そうな上に、ドレスの裾を持ち上げるのに必死で大変そうでした。
というわけで、帰宅には、いつもの倍以上の時間がかかりましたが、何とか人ごみを抜け、自宅で新年を迎えることができました。それにしても、思わぬ失敗でした〜。NY妊婦生活を送る上では、大晦日はむやみに外出すべからずです……。特にミッドタウンでは。当たり前、と言われそうですが!!
今は超大事な時なのに、むちゃしたらダメだよう!何事もなくてほんとによかったよ~!
恥をさらすような内容で恐縮デス〜。この日は温かかったのと、1、2時間外にいても大丈夫なくらい厚着もしていたので大丈夫でしたが、以後気をつけます〜!!
こんな大晦日だと知っていれば外出しなかったんだけどね〜(笑)。
本当に身体が重くなるのは後期に入ってからみたい。最近は妊婦も適度な運動をすすめられるし、これにめげずに歩き回ります〜。