今よりちょっとecoを
2006年 12月 23日
日本では、あまり一般的には報道されていないように感じますが、ヨーロッパの新聞を読んでいると、環境に関するさまざまな切り口の記事が連日のように紙面に出ていて、問題意識の高さを感じます。
それも、生活レベルでの省エネのような話から、気温や海面上昇の統計、海外のルポまで幅広いのです。
でも、それは日本とヨーロッパで人々の意識のレベルが違う、というよりも、本当に、環境が、誰もが実感できるレベルまで悪化しているってことなんじゃないかな。
日本人も、もっと自分の五感を大切にして、変化に敏感になったら、絶対今よりもっと分かるはずだと思うんだけど。
仕事のほうでは、そんな気持ちを込めていました。
まあ、ひとつそんな記事を読んだからといって、みんながすぐに見解や生き方を変える、ということはないと思いますが、そこで書かれていたことが、心のどこかにひっかかっていて、いつか生き方を変えることにつながる—。そんなふうになったら、理想だなぁ、と、思ったりもしています。
昔、「暮らしの手帖」に、花森安治が書いていたのと、全く同じことですが。