復活、そして鶴岡へ
2013年 09月 07日
P子の高熱は24時間ほどで下がりました。
夫は心配して、旅行をキャンセルして帰宅する?などと言っていたのですが、十二湖からだと秋田道経由だとしても能代まで2時間、東北道に出るにも弘前まで1時間半で、そこからそれぞれ5時間くらいかかるので、帰宅はかなりしんどい選択肢になってしまう。。。
あと1泊だから、ということで、P子を乗せて、車は日本海に沿って南下、途中寄り道しつつ、7時間ほどかけて山形・鶴岡の予定していた宿を目指しました。
途中、象潟(きさかた)の道の駅でひとやすみ。
大規模な施設だけれど、物を詰め込みすぎでごちゃごちゃした印象。。
象潟は、私は岩ガキの産地、としか知らなかったのですが、松尾芭蕉も訪れて、陰の象潟、陽の松島と評した場所でもあるそう。
象潟の道の駅の裏側は日本海で、特段島影もなく、なぜ?とわかりませんでしたが、展望台に上って、謎が解けました。
象潟の九十九島というのは、国道から見て海側ではなくて山側にあったそうで、
200年前の地震で海底が隆起して陸地になってしまったのだそうです。
いまでも、水田のなかに小さな山が点在しています。
ひとつ勉強になりました。
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庄内地方に入ると、空が広くなり、豊かな田園風景がひろがって、とても明るい印象を受けました。なんとなく知っているエリアに戻ってきた、というので安心したりも。
今回のお宿は、農家民宿の『菜ぁ』というところです。
古くて大きな家。
ここで無農薬でつくっているお野菜、お米がいただけるのです。
宿泊もしていますが、食事だけもいただけるそう。
以下、長々と画像アップします。
復活したP子。ジュースを自分でついでいます。
たっぷり、だだ茶豆。
冷しゃぶ。
つるむらさきの、ちょっとピリ辛。
かぼちゃと、、あとなんだったかな。こっくりした味。
小松菜にはカラスミが載っていました。
P子のプレートはこんな感じで、鶏の唐揚げでしたが、
大人はフグでした。
ほかにごはん、お味噌汁、デザートのパンナコッタ、コーヒーがつきました。
このごはんがほんのり甘くてふっくら、とても美味しくて聞いてみたところ、品種は(いま山形で人気抜群のつや姫ではなくて、宮城生まれの米である)ササニシキ、とのことでした。ササニシキはつくるのが大変で作付けが減っているそうですが、つや姫ほど甘みが強くなくて食事に合うお米だから、というのがこちらで作り続けている理由だそうです。
時折強い雨の降るお天気でしたが、かわいいアマガエルが窓辺にいたり、雨が屋根をたたく音にほっとしたり、気持ちのよい滞在となりました。
朝ごはん♪
翌朝の驟雨。泊まった部屋からの光景です。